自転車に乗るとき周囲の環境音を聞きつつ音楽も聞きたいと常々思っており、骨伝導ヘッドホンなども検討していたが、アンビー サウンドイヤカフ(有線接続でワイヤードの方)を試してみたくなり購入した。
初回は耳への装着の仕方が分からず、説明書をみたりスマホのインカメラで写真を撮ったり試行錯誤でなんとか装着。
PCのジャックに接続し、Youtubeで米津玄師 MV「Lemon」を聞く。
ちゃんと聞こえる。
よく聞こえる場所を耳を引っ張りながら微調整。
耳を引っ張り、挟んだところがキツくならないよう調整。
音はカナル型イヤホンと違ってドゥンドゥンという低音は出ない。かと言って高音だけシャカシャカ聞こえる訳でもなく、耳元に自分しか聞こえないスピーカーがある感じ。
感動した。
近くに来た社員さんに「これ音漏れしてない?うるさくない?」と聞いても「全く聞こえないです。」とのこと。
さて、毎日使って3日目の使用感です。
装着は面倒?
耳への装着は慣れてきた。
耳は痛くない?
耳や耳たぶは特段大きくはないと思う。でも耳に挟んで2時間も音楽を聞いていると軟骨をずっと押えつけられている痛痒さが出てくる。外しても暫く痛い。
ゲームでは?
PS4のデュアルショック4に接続してプレイしてもディスプレイのスピーカーから聞こえてくる音よりもいい。ヘッドホンとは違い妻と会話も出来る。「ごはんだよぉー!」と1階から呼ばれても、すぐ返事ができる。
夜、夢中でゲームをしてると突然部屋の明かりが消えて、驚いてヘッドホンを外して振り返ると妻から「寝るっつってんだろ!!」と言われることもなくなりそう。(いつもは超優しい妻が鬼の形相に見える場合もある)
自転車では?
素晴らしい。後ろからクルマが接近してくるのも分かる。音楽はそんなに大きくしないで聞いている。
iPhoneとBluetoothオーディオレシーバーアダプタを同期し、それにアンビー サウンドイヤカフをつなげ音楽を聞いた。
実は音楽もだけど、iPhoneに入れてあるruntasticのRoad Bikeアプリから1km毎と3分毎にラップ報告があるのでそれを聞き逃したくないのに役立った。iPhoneからも直接報告してもらえるけど、大音量にしないといけないし、恥ずかしかったので丁度良かった。
総評は?
周りとのコミュニケーションを遮断しないまま、周りに迷惑を掛けることなくパーソナルな音楽を聞くという、一見不可能だったことが両立できる素晴らしいアイテムだと思う。
音に関しては全く不満はない。環境音とイヤーカフで聞きたい音のバランスが良い。どちらも丁度よく聞こえる。(もちろんボリュームを上げれば環境音は相対的に聞こえなくなる)ゲームではエフェクトもしっかり聞こえるし、プロジェクトカーズ2ではエンジン音もスピーカーと比べて遜色なく聞こえる。
満足度は100点満点中80点です。
耳が痛くなるのは、どうにかならないかなー?という感じ。
改善点はあるだろうけど、真面目に考えるとそのハードルは高く、販売者やユーザーに追加のコストが掛りそう。
例えば、
・イヤーカフの大きさをS・M・Lで選べるようにしてほしい。
→どうやってユーザーに正確な耳の大きさを測らせるのか?
→大きさが合わず返品率が高くなるのでは?
・部品単位で交換もできる、音が直接出る部分(イヤーピース)が直販サイトで購入できるが、その大きさを3段階に増やしてほしい。
→ピースの大きさを変えると接続部の強度不足が発生する
→本体の構造設計そのものの変更が必要になってくる
ちなみにピースはこちら↓
価格620円(税込) 送料無料 カード決済のみ
・耳を挟む強さを変えられるようにしてほしい。
→耳から外れ易くなる
→本体が大きくなり、重さがそのものが耳の負担になってくる
などが考えられるので、このままの販売形態をしていくのではと私は思っている。でも売れに売れたら改良品を出してほしい。
自転車とゲームのときは、ほぼこれを使用していくと思います。
おしまい。