テクノブレイク株式会社の(元)監査役ブログ

ゲーム、自転車、ネタのブログ

結局、生きることの第一目的が、その薬物を摂取することになる

 

私は37歳の時にその薬物を絶った。

 

家族に迷惑がかかる、金もかかる、何よりうしろめたさがあった。

 

然るべき病院で診察を受け、薬を処方してもらい治療が始まった。

 

9年経過し改めて思い出せる事は、当時その薬物を絶って1週間後に感じた『心の底からその薬物を求める、感情とは別のもっと原始的な欲求』が脳の奥底から湧き上がるものだった。

 

その1週間後から程なくして、その薬物を摂取する夢を見始める。火を着けて蒸留される蒸気を経口から、肺を通じてその薬物の成分が体に入る。血液と結びついた成分が血管の中をほど走る。

 

手足がほんのり痺れ、脳が快楽物質のドーパミンを放出する。

 

約5分間、その薬物を摂取する行為を続けて、完全にキマッた状態で上機嫌になる。

 

と、ここで目が覚めて青ざめる。

 

あれほど苦労して止めたはずなのに、なぜ、何故また摂取したのか?そして冷静に考えると夢だったことに気付く。

 

しかし、夢の中でも薬物が体の中を駆け巡る感覚が、実際に摂取していた時の感覚と寸分違わずにあった。

 

洗面所に行き薄暗い中で歯を磨きながら、くじけそうになりながら、鏡で自分の目を見て家族の事を思い出す。

 

3ヶ月後には、その薬物を思い出す回数も減り、心の安定が始まった。

 

こんな薬物を、止めるのに相当苦労する薬物を、コンビニやスーパーで誰でも簡単に入手出来る。

 

その薬物の名前はニコチン。

 

薬物を含む商品はタバコ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんつってなwww

 

1年半経過してリマスターしますたー。 

 

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おしまい。