PlayStation4には、ディスプレイを拡張する「PS4 Second Screen」という公式アプリがあります。
一番好きなレースシム「プロジェクトカーズ2」でこのセカンドスクリーンをテレメトリーディスプレイ(走行中のマシンデータをピット内で遠隔表示する)の様に使えないかを調べていました。
残念ながら「PS4 Second Screen」は「プロジェクトカーズ2」に対応していなかったのですが、替わりに「RS Dash」というテレメトリーアプリを見つけました。日本語には非対応でしたが使ってみたいと思い、実際稼働させて運用するところまで書いて行こうと思います。
さて、今回の動作条件は「PS4のProjectCars2でテレメトリーアプリのRS Dash(iOS版、iPad & iPhone7)」を使う場合に限り書いています。
もう、とにかく苦労したので、この記事を読んだ方が、このアプリの設定・使用に関して迷わないように書く所存です!
では行きます。大前提があります。この大前提無しに、このアプリを使用することは出来ません。PS4のインターネットは有線接続ではなく、Wi-Fiルーターに無線接続します。そして、このPS4と繋げるiOSデバイスも同じWi-Fiルーターに接続します。PS4は、このWi-Fiルーターを介してiOSデバイスにテレメトリーデータのパケットを流します。見にくいですが以下の写真のように、PS4はデフォルトゲートウェイが192.168.13.1に、iPadとiPhone7はルーターが192.168.13.1という表示になっています。
次にAppストアで「RS Dash」を検索して購入します。この時点では無料です。そしてアプリにログインするためアカウントを作成します。右上がNot Logged Inになってますね。そこをクリック。
下記画像の「Register(登録)」をクリックします。
するとサファリ(ブラウザ)が自動で立ち上がるので、そこでアカウントを作成します。注意点ですが、パスワードを設定する際には、アルファベットと数字の組み合わせと、そのアルファベットのうち一文字以上は大文字に、そして英数字以外の記号を一文字以上入れないとパスワードが認証されません。私は何回か失敗して赤文字エラーが出たので、iPhoneのGoogleリアルタイム翻訳アプリをiPad画面に映してやっと原因が分かりました。英語の勉強が大事だと思いました。 下記画像は、その警告。
登録時のEmailアドレスが、そのままアカウントになりpocketplayground.netより確認メールが来ますので、そのメールの中の「Confirm Email Address」をクリック。これでアカウントが有効になります。 ここでも注意点が。登録メールが来るのに5分ほど掛ったので、迷惑メールフォルダや受信箱を何回も見てました。また、クリックしない状態でアプリにログインしようとしてもメールの認証を受けてないので当たり前ですが出来ないです。単にメールの到着に時間がかかる様です。
このアカウントを作成してアプリにログインすることによりポータルサイト(ttps://rscloud.pocketplayground.net/)にレース結果を転送してセーブすることができます。このセーブしたデータは、あとでグラフ等で確認できる上に、xlsx,PDF,JPEG,SVG,GIF形式に変換してダウンロードできます。エクセル形式にして後で加工も出来るんですよ!(ちなみにアカウントを作らずにスキップしてもアプリ自体はリアルタイムで使えます。)
ログインに成功しました。次にアプリ内課金を行います。見ていただくと分かると思うのですが、テレメトリーシステムを使いたいレースゲーム毎に課金します。非常に親切な作りになっており、どのゲームがどのプラットフォームに対応しているか一目瞭然です。例えば、私の持っているProjectCars2はPC2と大きく書いてあり、その上に「PC」「PS4」「XB1」が対応しているというのがわかります。
PC2をクリック。
購入成功。これでプロジェクトカーズ2のテレメトリーシステムはパソコン、PS4、XBOX oneで使えるようになります。
そしてアプリはPS4からのデータパケット待ちになります。PC2の所が黄色に変化し、購入済みになっています。
さあ、そしていよいよPS4でゲームを起ち上げます。
んん?なんか警告が出てるな・・・。
iPadの警告。
iPhoneの警告。
なになに・・・、
「プロジェクトカーズ2には プロジェクトカーズ1のUDPプロトコルのバージョンを設定して下さい。オプション>システム セットアップ スクリーン。新しいプロジェクトカーズ2のUDPプロトコルバージョンは、まだサポートされていません。」
どういうこと・・・?まだ何もやってないのですが。
あー、わかったわかった。このオプション画面のシステム「 外部アプリとの相互作用を設定」から、
UDPプロトコルバージョンをProjectcars1にしろってことね。オーケー。
動かない・・・。アプリは立ち上がるのに動かない。このあと4時間くらい、再起動したりWi-Fi設定を変えたり、ルーターを違うやつにしても動きませんでした。
仕方なく公式サイトを調べてみました。
アプリ開発元のpocketplayground.net公式サイト、RS Dash - Project CARS 2 - サポート/トラブルシューティング
※抜粋
重要: - 2018年10月からの最新のProject CARS 2 パッチv1.7.1は、旧バージョンのRS Dashでは動作しません。RS Dash v2.0L以降にアップデートする必要があります。
なんとアプリ購入時は、まだこのRS DashはVer7.1.0に対応してなかったのです!
先日、PS4のProjectCars2がVer7.1.0アップデートになっていると自分のブログで書いているので、それは知っています。
そして4時間ほど経過して再びAppストアのアップデートを確認してみると、なんと!!
「Fixed compatibility issue with the PCARS2 v1.7.1 patch」
iPhoneも!!
「Fixed compatibility issue with the PCARS2 v1.7.1 patch」
このスクショでは23:40にアプリのアップデート・パッチが公開されてます。
このアップデートに全てを賭けます。
よく見て下さい。RS Dashのvバージョンがv2.0kから
v2.0lになってます。
iPhoneも。
再びこの状態でじっと待ちます。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
めっちゃ嬉しいので、テレメトリー画面をサクっと紹介していきますね!
シフトタイミングとタコメーター
シフトタイミングと全体マップ
黄色が視界内に入るとシフトアップのタイミング
全体マップとタコメーター
全体マップと詳細位置マップの組み合わせ
全体マップと水温油温簡易タコメーター
足回りとシフトタイミング
そして、この画面だけ縦置きにも対応
こんな感じで雰囲気を楽しめます。リアルタイムの走行時はもちろんのこと、リプレイ画面でも各種テレメトリーを切り替えながら観戦することも可能になってます。
さて、次回は、下記画面のオプションやポータルサイトの運用について書いていきます。
おしまい。