テクノブレイク株式会社の(元)監査役ブログ

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Next Level Racing レーシングシミュレータ Motion Platform V3とは?

 

ここを検索して辿り着いた貴殿は、お金持ちであろう?

 

オーストラリア、ゴールド・コースト・シティのベノワに本社を置くNext Level Racing社の、このセットが欲しい人間など、金持ちに決まってる。

 

GTultimate V2 Racing Simulator Cockpitフルセット(NLR-S001)にMotion Platform V3(NLR-M001)を取り付けた、この体感型レーシングシミュレータシステムは消費税込みで544,640円だ。

 

www.milestone-net.co.jp

www.youtube.com

 

しかし残念ながらお金持ちではない私は、このハードウェアについて最も早く書くが、最も遅く導入するユーザーになるであろう。

 

でも捕らぬ狸の皮算用くらいは今しても、良いのではないだろうか?

 

やりたい究極のVR体験を自宅でするなら、何が必要で、一体いくらかかるのかを真剣に考えた。

 

私が体感したい究極のVRとは、

 

1.ハンドルコントローラーのフォース・フィードバックで路面状況やトルクステアを腕に感じ、

2.視覚をVRで、

3.聴覚をヘッドホンで、

4.三半規管に重力と慣性、加速減速をこのMotion Platform V3で、

 

擬似体験することだと思う。

 

そこで、このMotion Platform V3体感システムにVR(バーチャルリアリティー)のシステムを組み合わせて、連動させることは可能かを調べた。

 

しかし、インターネットを調べて、やっと出てきたのが本国オーストラリアの以下のページの中で、

 

www.nextlevelracing.com

 

VRと組み合わされた次世代レーシング・モーション・プラットフォームは単なる信じられないほどの経験ですが、Project Cars、Assetto Corsa、Dirt Rally、Iracingなど、好評のタイトルのいくつかがあります。独自のソフトウェアSDKを開発しているVR企業は、追加料金で利用できます。私たちのSDKは、サードパーティ製ソフトウェアの統合を可能にし、カスタマイズされたVRプロジェクトの動きを追加します。詳細はお問い合わせください。Next LevelRacingRモーションプラットフォームは、商用用途にも適した堅牢な製品であり、商用顧客には1年間の保証を提供します。』

 

というの見つけるのが精一杯だった。

 

国内において、そのサポートがあるかどうかを見つけられなかったため、思い切って発売元の日本代理店に聞いてみた。今買わないのに。(輸入元は株式会社マイルストーン、販売店マイルストーン直営のオンラインストアgenkibuy.com)

 

 

その質問とは、

 

1.この商品は日本国内においてVR(バーチャルリアリティー)と組み合わせて使用することは可能か

 

2.また、可能な場合はHTC VIVE PRO HMDを使用することは可能か

 

3.2が使用不可の場合、対応VRハードウェアは何があるのか

 

以上3つをお問い合わせフォームに書いて送った。無視されても仕方ないと思っていたが、30分くらいで返事がきた。

 

 

日本代理店から回答は、

 

「本製品につきましては、あくまでもゲームの入力に合わせてシートを稼働させるものになりますので、VRについてはゲーム側が対応しているかどうかとなります。(VR機器を本製品に接続することはありません)」

 

というものだった。

 

なるほど!VR機器をこの製品と連動させるわけではなく、あくまで(G29などの)入力に対してMotion Platform V3を装備したシートが専用ソフトで動作するということなのだ。ということはゲームがVRに対応していれば同時にシステム上で稼働させられるということである。

 

具体的に、自宅で体感したいゲームとはProjectCars2のことだ。これは、ゲームの全てのモードでVRに対応している。となると、ハードウェアさえ揃えれば実現できる。

 

では、本題である。

 

このシステムを実現するのに必要なハードと金額はいくらなのか?(全て消費税8%込み)

 

1.PC:最上級スペックが必要だろう。正直、自分では詳しいと思っていたが、BTOの見積もりをやっていくうちに、知らないことばかりで大体のことしか書けない。全てゲーミングPCで高い物の見積もりをした。

 

共通のスペックは

 

OS:Windows(R) 10 Pro 64bit版

CPU:インテル(R) Core i9-7980XE Extreme Edition プロセッサー (2.6-4.2GHz/18コア/36スレッド/24.75MBキャッシュ/TDP165W)

メモリ:64GB

SSD:250GB

HDD:3TB

グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX1080Ti / 11GB 以上

 

そして、各社の見積もりは以下のとおり。

 

(1)DELL  ALIENWARE AREA-51 スプレマシー VR   554,383円

(2)マウスコンピューター MASTERPIECE i1720PA1-SP-DL  684,828 円

(3)フロンティア FRGBZ370/SG3 GBシリーズ ゲーミングPC / GeForce GTX1080Ti 431,244円

(4)パソコン工房 LEVEL-G029-LCi9XE-XNVI 575,964円

平均で560,000円とした。

 

2.VRゴーグル:VIVE Pro フルセット版 99HANW009-00(HTC VIVEの上位互換版) 175,910円

 

3.ハンドルコントローラー:ロジクールG29 42,000円(これだけ持ってる)

 

4.体感シミュレーター可動シート:GTultimate V2 Racing Simulator Cockpitフルセット(NLR-S001)+Motion Platform V3(NLR-M001) 544,640円

 

 

 ちなみにソフトはsteamでDeluxe Editionが10,497円である。

 

 

 

合計で1,333,047円だ。

 

 

 

 

うん、無理だ。買えないし、家族の同意も得られない。

 

60歳まで、あと15年あるので積み立てればと思っていたが、これは無理だ。

 

 

 

 

 

 

 

おしまい。